2011年 活動報告
設立総会(2011年9月20日)
富山インド協会が発足 設立総会に130人
富山とインドの経済、文化など多面的な交流の推進に向け、富山インド協会が昨年9月20日発足しました。富山市のANAクラウンプラザホテル富山で開かれた設立総会には県内の政治、経済、文化など幅広い分野から約130人が出席しました。
はじめに発起人を代表し、富山経済同友会代表幹事の髙木繁雄北陸銀行頭取が「多くの会員参加に驚いている。新興国の成長を取り込み、発展したいという願望の表れだ」とあいさつ。祝辞では、谷内正太郎元外務事務次官が学生時代にアジア政治外交史でインドについて深く学んだことを紹介し、「日本とインドは双方の国益を考えても、もっと近くなる必要がある」と、日印両国の協力の必要性を強調しました。また県市長会長の森富山市長は「経済交流だけでなく、インドの精神性を学ぶ交流は、日本人が忘れていた美徳を甦らせる」と話しました。
議事では、規約、役員案、2011年度事業計画案、同予算案を審議。名誉会長に永原功北陸経済連合会長、会長に河合隆北日本新聞社長を選んだほか、インド視察旅行などの事業計画を了承しました。
設立記念祝賀会(2011年9月20日)
息の長い交流誓う 駐日大使迎え祝賀会
富山インド協会の設立記念祝賀会は総会に引き続き、アロック・プラサード駐日インド大使夫妻を招き、ANAクラウンプラザホテル富山で開かれました。
射水市出身の箏曲家、黒川真理さん(東京)による演奏や、インド古典舞踊「オリッシー」の第一人者、安延佳珠子さん(同)による踊りが披露され、華やいだ雰囲気でスタート。はじめに河合会長が「これまでの歴史を踏まえた新たな交流が協会の役割。息の長い交流をしたい」とあいさつ。石井知事は県も環日本海地域との交流に加え、インドや東南アジアとの交流を深める方針とし「心から協会発足を歓迎したい」と祝辞を述べました。
プラサード大使は「インドと日本は文明的、歴史的なつながりがあり、日本は信頼できるパートナー。協会と一緒に活動していくことを楽しみにしている」とスピーチ。比良竜虎在日印度商工会議所(東京)理事長が同商議所として協会に協力する考えを示しました。
永原功名誉会長の発声で乾杯し、和やかに懇談。坂田光文県議会議長(当時)が中締めのあいさつをしました。